【不動産用語】礼金について解説します

生活お役立ち情報

不動産には色々難しい用語が登場します。

初めてお部屋を借りるにも様々な用語が並びます。

今回のテーマは礼金です。

>>敷金はこちらで解説しています

そもそも礼金とはなにか

一言でいうと「入居前に支払う帰ってこないお金」となります。

近年礼金不要の物件も増えてきたのですが、まだまだ礼金の必要な物件は残っています。

礼金の歴史

礼金の語源ですが、漢字の通り「お礼のお金」です。

田舎から都会に出て来た若者の親が、大家さんにお世話になるので前もって渡したお礼が起源と言われています。

戦後しばらくして高度経済成長期の住宅不足の時代になると、住宅そのものが不足していましたので「入居させてくれたお礼」に変化していったとされています。

※諸説あります。

現在の礼金

それでは住宅が増え人口が減少しつつある現在、礼金が必要な物件がなぜ残っているかと言いますとやはり需給バランスなのです。

近年で礼金の必要な物件の多くは、新築もしくは築浅の物件が多いです。また、人気の物件なども必要な場合があります。

言い方を変えると価値の高い物件は礼金が必要となります。

個別の事情による礼金

リノベーションなどで大きな費用をかけたお部屋は礼金が必要な場合があります。大家さんもかけた費用の一部を回収したいのです。

家賃に上乗せして家賃が高くなる場合もあるので、長い目でみると1回だけの礼金の方が借りる側からすると得になる・・という考え方もあります。

また、相場より家賃が安い物件も礼金が必要な場合があります。下げた家賃の一部を礼金で補填している形です。

礼金は返ってくるのか

礼金は敷金とは違い返金されません。

法外な金額を支払っていた場合返金されたケースはありますが、本当に法外な金額のケースです。1か月や2か月分の礼金が返金される可能性は低いでしょう。

つまり返ってこない前提で、事前に理解して納得してから契約する必要があります。

礼金を払いたくない場合

一部のお部屋では契約前の交渉で礼金が減額、または無料になるケースがあります。ただ全てのお部屋ではありません。

どうしても払いたくない場合は、礼金無料のお部屋から選ぶしかないです。

礼金無料の物件はダメなのか

ひと昔前は長期の空室だったり古かったり人気のないお部屋が礼金無料になっていましたが、近年そうでもなくなりました。

大家さんの判断次第ですが、単に早く入居者を見つけたいから礼金無料にしている物件も増えています。

選ぶのは自分自身です

無駄な費用はかけたくないですが、選ぶのは自分自身です。

礼金が必要な物件は人気があったり魅力的な物件が多いです。多少費用がかかっても契約するのか、諦めて礼金なしの物件を選択するのかは自由です。

昔はほとんどの物件で礼金が必要でしたが、今は様々な選択肢ができたと考えてください。

当社も礼金なし物件を扱っています

当社でも礼金の必要な物件、不要な物件両方を扱っています。

色々ありますのでご参考にしてください。

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