浴室の換気に扉を開けておくのが良いのか、閉めたほうが良いのか解説します。
浴室の扉に給気口があるか
まず確認していただきたいのは、浴室の扉に給気口(ガラリ)があるかどうかです。
確認と言ってもかなり古い扉でない限りほぼ付いていると思います。
ついでに給気口にほこりが詰まっていないかも確認してください。
給気口がある場合
給気口がある場合、扉だけでなく窓も閉めて換気扇を使用するのが効果的です。
一般的な浴室は給気口から入った風が浴室内を循環して、換気扇から排出されることで効率よく換気できる設計になっています。
扉を開けても換気扇の出力が上がる訳ではありませんし、余計な空気循環が発生してかえって換気効率は落ちます。
更にお風呂の湿気が脱衣場などに広がる可能性があります。
川に例えると、流れる水の量が同じなら細い川の方が流れは速く、つまり勢いが強くなります。
換気扇の利用法
新しいお風呂だと、24時間換気の換気扇になっている事も多いです。
換気の事を考えると、24時間換気では常時お風呂の扉は閉めておくのが良いです。
24時間換気ではない場合
従来型の換気扇の場合も、換気のためには24時間常時換気扇を回してドアを閉めておくのが換気効率が良いです。
電気代の節約するなら
換気扇を使うと当然電気代がかかります。24時間使用すると1か月だと数百円電気代がかかります。
節電目的で換気扇をOFFにするなら、せめて入浴後1時間ぐらいは扉をしめて換気扇を使用してからにしてください。
また基本的な電気代節約には、まずは換気扇の清掃をすると良いです。
フィルターのある換気扇はもちろんフィルターのない場合も、換気扇その物を清掃すると効率が上がるので節電になります。
また、給気口にホコリなどが詰まっていたら掃除してください。
24時間換気と窓の両方ある場合
換気扇を使用する場合、窓があっても閉めていた方が換気効率は高くなります。
窓を開けたい時は入浴後1時間程度全て閉めた状態で換気扇で換気を行い、その後開けると良いです。
窓を開けると換気効率が下がりますので、一度換気して湿気を出してからにしてください。
給気口や換気扇がないお風呂
古いお家だとまれに換気扇の無いお風呂があるかもしれません。逆に古いお家には窓はあると思いますので、大きく窓を開けて扉は小さい隙間を開けておくと良いです。
換気には入口と出口が必要なので、極力脱衣場から入った風が外に抜けるようにしたいです。
浴室の扉の結論
結論ですが浴室の扉を開けて換気する必要があるのは、扉に給気口がない場合と換気扇が無い場合のみです。
お風呂がかび臭い
お風呂がカビ臭い場合、すでにカビが発生していますので換気だけでは除去できません。カビ取りの薬剤を利用して清掃してください。
カビ臭いという理由でお風呂の扉を開けておくと、脱衣場を通して家中にカビの胞子をばらまくことになります。