角部屋を希望するお客様は多く、物件によっては若干家賃が高くしているケースがあるくらいです。
ポータルサイトで検索する際も「角部屋」でチェックする欄があるぐらいです。
それではなぜそんなに人気があるのでしょうか?
角部屋のメリット
その名の通り角にありますので、隣に誰も住んでいないのがメリットになります。
隣に人が居ないので隣からの音漏れの可能性が減り、自分からの音も漏れないので気づかいも減ります。
最大のメリットと言えるでしょう。
更に物件によっては窓が多い事があるので、日当たりや通気性がよくなります。
良い事ばかりに見えますが、デメリットはあるのでしょうか?
角部屋のデメリット
まず、人気があるので家賃が高く設定されている事が多いです。
そして見落としがちなのが断熱性で、特に窓が多い場合は断熱性が落ちます。
壁には断熱材が入っていますが、窓には入っていません。
例えペアガラスであろうと壁よりは断熱性がおちますし、賃貸だと樹脂サッシではなくアルミサッシが多いのでなおさらです。
ペアガラスの断熱性は気休め程度との意見もありますし、2重サッシ仕様の窓でもさすがに壁には劣ります。
窓がない場合でも外壁に触れていますので、向きによっては西日が当たると暑くなりますし、北側だと寒くなることがあります。
「鉄骨、最上階、角部屋、日当たり良好」のお部屋だと一見良さそうですが、夏はかなり暑くなるのです。
また、お隣の騒音は減るかもしれませんが、外部の騒音は聞こえやすくなります。
状況確認が大切です
立地状況によっては角部屋の恩恵が無いどころか、マイナスに働く場合もあります。
付近に大きな道路があったり、線路が近いとむしろ角部屋の方がうるさい場合もあり得ます。
家賃を多めに払う場合もあるので、本当に価値があるかしっかり確認が必要です。
もちろん他者に対する気使いは減るので、その点に関しては選ぶ価値はあります。